Monthly Archives: 7月 2009

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ガイド業務「山ノ内中学校」(2)

集団登山ガイド2日目
稜線はガスが巻き、残念ながら展望はなし・・・。
小屋から桟橋までの岩場は高所恐怖症の子をショートロープで確保しながら下り、丸山で休憩。

あとは順調に下り、予定より30分早い下山となりました。
八方池の周辺は、色鮮やかな高山植物が咲き乱れていて「今が旬」と言った感じ。

これはイブキジャコウソウです。
普段は目立たない花ですが、今の時期だけは青い絨毯の如く咲いています。

さて。
これで集団登山のガイドは一区切り。

最後にお見送りをして・・・。
また来年!

ガイド業務「山ノ内中学校」(1)

集団登山ガイド1日目
いやいや。
朝起きた時はザンザン降りの雨だったので心配しましたが、無事登山は決行となりました。
今回の学校は山ノ内中学校。
志賀高原の麓にある学校で、スキーではいい成績を出している有名校。
実際にジュニアオリンピックで優勝した子もいたりと、かなり歩ける印象を受けました。

登山は順調に進み、15時には唐松岳頂上山荘に無事到着。
しかし・・・残念ながら、稜線は悪天候だったので山頂アタックは中止となりました。

ところで・・・数年前から改装を行っていた唐松岳頂上山荘。
遂にほぼ完成となりました。

エントランスは広くて綺麗。
正面にトイレがあります。

食堂も広くなって、薪ストーブが設置されました。
広くなったぶん、小屋の従業員も作業がし易そうでしたよ。

客室もいい感じに仕上がっています。
全体的に白木を使って、かなり明るい雰囲気になりました。

今後の予定

今後の予定
8月中旬~下旬はシビアな状況の中、お仕事をやっていかねば・・・・。
7月29日~30日:集団登山で唐松岳(山ノ内中学校)
8月03日:夏山補導所(八方)
8月12日~16日:槍ヶ岳~西穂高岳縦走(プライベートガイド)
8月18日~20日:劒岳北方稜線縦走(プライベートガイド)
8月21日~23日:槍ヶ岳北鎌尾根縦走(クライアント2名)
8月27日~28日:集団登山で唐松岳(篠ノ井東中学校)

上旬に仕事が・・・ない(涙)
7日~9日とか・・・仕事欲しいです(爆)
でも混んでる所には行きたくない(汗)

雨具の感想
やっと雨の中を歩けたので感想を。
先日購入したミズノの雨具。
防水性能はまったく問題なし。
動き易さも合格点。
ゴアより通気性がやや劣る様な気もしますが、それでも十分使用できます。
あとは耐久性だね。
それでもいい買い物だったかも。

ガイド業務「信濃中学校」(2)

集団登山ガイド2日目
この学校・・・とても恵まれています。
あの天気図からは、想像も出来ない様なご来光を眺める事ができました。

確かに雲は多めですが・・・。
これを見れただけでもラッキー!

下りは順調に歩程が進み、11時には兎平のゴンドラ駅に到着。
下山が土曜日で、すれ違いがちょっと大変でしたが・・・。
とにかく無事に2日間が終了してホッとしています。

次は29~30日の山ノ内中学校(唐松岳往復)までお休み。
28~29日に苗場山のガイドがあるのですが、これはうちの嫁に任せる事にしました。

ガイド業務「信濃中学校」(1)

学校登山ガイド1日目
今日も八方尾根を登ります(汗)
さて・・・今回は信濃町にある信濃中学校をガイドして唐松岳までの行程です。
幸い、心配していたお天気も何とか持ちそうだったので登山決定。

この学校の生徒さんは歩いていても強いし、統率もキチンと取れていていい感じ。
みんな良い子です(笑)
そして予定通り、問題なく唐松山荘に到着。

天気予報では悪天が予想されたものの、稜線に出てみれば意外といい天気。
唐松岳もクリアに見ることができます。

山荘到着後、唐松岳を往復してこの日は終了。
全ての面に於いて「ラッキー」続きの1日でした。

ガイド業務「三陽中学校」

学校登山ガイド
今日は長野市にある三陽中学校のガイドでした。
行き先は八方尾根の丸山ケルンまでですが、今回は生徒数が多く3班に分かれているのでガイドは3名体制。
僕は今回チーフガイドとしてお仕事をさせて頂きました。
幸い、心配していたお天気は安定していて問題なく丸山ケルンまで到着。

ただ、この日は集団登山が集中していたのですれ違いなどが難しく、一般の登山者の方にもご迷惑をお掛けしたと思います。
すいません・・・。

今日の八方池。
悪天が予想されていたためか、登山者・観光客とも少なくてひっそりとしていました。

明日も集団登山のガイド。
お天気が心配ですが・・・・・。

補導業務「北ア遭対協猿倉補導所」

夏山補導所常駐
今朝は4時過ぎに起床。
久々に山岳救助隊のユニフォームを着て、山に向かう方々が行動するであろう5時前には猿倉補導所に到着。
ところで補導所の常駐とは・・・・入山者全員をチェックして、登山届けなどを提出してもらったり装備などのアドバイスや危険箇所をインフォメーションするのがお仕事。
実は長野県警から委嘱されていたります。

今現在の注意点としては・・・・。
●白馬大雪渓の落石について
●鑓温泉の登山道流出箇所について
●天候についての判断
などなど。
結局11時までに130名余りの登山者が、ここ猿倉から白馬・唐松・蓮華方面へと歩かれて行きました。

皆さん・・・無事で楽しい登山が出来るといいですね。
特に扇沢まで縦走すると言う20代の若者クン。
頑張れよ!

ガイド業務「白馬トレッキング」

トレッキングのガイド
いやいや。
何年振りだろうか。
栂池自然園&五竜トレッキングコースのガイドです。
某旅行社のツアーですが、ガイドの人数が足りないのでお願い!と言うことで出動。
内容はともかく・・・色んなお客様がいますねえ。
有る意味カルチャーショック的な出来事が満載。
お天気は察しの通りの悪天候で、先の遭難事故の影響か添乗員さんもえらく慎重。
そんなこんなで1日が終了。

ブーツの感想
ガルモント・ピナクルの感想ですが・・・これはいい。
ブーツの作りがしっかりしていて、靴紐の締りも抜群。
ソールはかなり硬くて自分好み。
これなら問題ないな・・・と。

さて。
明日も早起きしてお仕事です。

アイゼン改造

アイゼン改造
昨日購入したブーツに合うアイゼンが無いので、ここは思い切って改造に着手。
使用したブツは・・・。
CHARLET SUPER12 RAPIDFIX ICE
CAMP ICERIDER 12
共に出番の少ないアイゼン。
この2つを組み合わせて出来たのがこれだ!

怪しさ満点のブツ(笑)
でも改造と言ってもトゥーとヒールの部分を入れ替えただけなんで強度は問題なし。
因みにトゥーがカンプでヒールがシャルレだ。
見てくれが悪いだけで、使用には十分耐えるはず。
取りあえず暫くはこれで乗り切ろう。

大量遭難事故~雑感

大雪山系で大量遭難事故
18日加筆修正
この事故について書く事はないな・・・と思っていたのですが。
アミューズ・トラベル社員のコメントを見て、そうはいかなくなったのだ。
産経ニュースの「ツアー会社社員らに焦り」によると・・・。
「17回同じ行程でツアーをやっているが、これまで事故はなかった。天候の不運もあったのでは」
ありえない。
こんな奴に17回も山へ行かせていた会社の体制を疑うよ。
「天候の不運」とは?
17回行こうが100回行こうが、天候に運も不運もないのだよ。

それじゃあ何だ・・・天候が悪くなりました。
予期せぬ風と雨に見舞われたのは運が無かったから。
だから遭難は防ぐことが出来ませんでした・・ってか。

天候を読み、クライアントの体力や調子を考えて行動するのは当たり前のこと。
ただね・・・当日の天候を予想して行動するのは凡人のすることなんだよ。
翌日・翌々日の天気まで読んで行動してこそプロの仕事だ。
そして、ガイドは決して凡人であってはならない。

クライアントに「出発は無謀」等と思われている時点で、相当酷い天候条件下での出発だったに違いない。
行程の必守など大して重要な事では無い。
なぜヒサゴ沼で停滞と言う判断を下さなかったのか。
行程を守ること、飛行機の時間やら予約やら、クライアントの事情などは考える必要があったのか。
確かにそれも重要かもしれない。
でも、ガイドはクライアントの生命を守るのが一番重要なんじゃないのか。

出発当日の天気図。
この天気図を見て何を思うか。
ガイドであれば、当然天気図はチェックしていただろう。
いや・・・していないのかもしれない。
どちらにしてもガイドとして失格だ。
況してや、出発を無謀だと思っていたクライアントの雰囲気すら読めないとは・・・。
そしてさらに言えば。

これは前日の朝、白雲岳避難小屋を出発する時の天気図だ。
申し訳ないが、自分が当事者のガイドであればこの時点で撤退・下山行動をしてます。
要は、この時点で天候を読み危険回避行動に入らなければガイドとして失格なんだよ。

もう1点
事後、パーティーがバラバラになった件について。
yahooニュース
「付き添ってガイドが下山をしたがペースが早すぎてバラバラになった」
とのクライアントの証言。
当日バラバラになった経緯は下記の通り。
クライアント15名・ガイド4名
ガイド1名はヒサゴ沼避難小屋に残る(なぜ?)
●この時点で15+3名
トムラウシ山頂付近で女性1名が不調になりガイド1名が付き添う。
●この時点で14+2名
さらに男女4名が体調不良になりガイド1名が残る(ビバーク)
●この時点で10+1名
16時前にガイドが県警に通報「クライアント2名にガイドが1名」
●この時点で2+1名
これ何だよ。
まったく解せない。
4人もガイドが同行していてこの有様か。
しかも最後は8名の行方を把握できていなかったと言う。
これでは見殺しにしたも同然だ。

亡くなった方々のご遺族には申し訳ないが、こんなにお粗末でどうしようも無い遭難事故も珍しい。
遭難原因は至極単純。
ガイドの判断ミス。
全てはそれが起因だ。
そして、この遭難事故は紛れも無く「人災」。
ガイドの判断ミスによる責任、そしてそのガイドを教育出来ていなかった会社の責任だ。

yahooニュース
「結果論としていい判断ではなかったかもしれない」
「遭難などイレギュラーを起こしたことは一度もない。どうしてこういうことになったのか」
これはアミューズ・トラベル社長の弁。
認識が甘い。
結果論って何だよ。
事実が全てではないのか?

天候による遭難は、ボタンを一つ掛け間違えると連鎖的に次々と様々な事が起こりうる。
それを理解できていないガイドと会社の無知さ。
酷過ぎる。
それで10名もの命が無くなるとは。

以前A旅行会のガイドを請け負ったことがある。
あれは槍ヶ岳だったか・・・・。
台風接近に伴い、槍ヶ岳登頂の前日(確か槍沢ロッジ)にて行動の中止・下山の判断を下したことがある。
結果、夜~午前は大荒れ。
午後は快晴とは言えなくも上高地に着いた辺りから晴れたのだ。
そして・・・以後、A旅行会から仕事が来ることは無かった。
まあ、そう言うことだ。
行程必守主義。
ツアー終了後の返金など以ての外。
まだまだ同様の事故が起きる様な気がしてならない。

「ノー」と言えない
最近「ガイドはどんな状況でも頂上へ連れて行くのが当たり前」と思っている方が多い様に思われる。
そこでガイドの判断に意見するものもいれば、従う方もいる訳で。
私は簡単に「ノー」と言ってしまう方なので「ノー」と言えないガイドの心情は理解できないが、少なくても「ノー」と言うには理由があり、その理由は危険回避であったり、お客様の実力を見極めた上での中止であったりする訳です。
クライアントから責められようが何をしようが、ガイドはこの判断を鈍らせてはいけないよね。

どちらにしても。
亡くなったガイドを除く、ツアー参加者のご冥福をお祈りします。

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